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ロジクール MX ERGO 実機レビュー トラックボールマウスのフラッグシップモデルの実力は?

2021年10月13日 

MX ERGO」 は、ロジクールのハイエンドモデル「MX」シリーズのトラックボールマウスです。

トラックボールマウスの定番商品である「M575」と比べると、ハイエンドモデルらしい細部のパーツへのこだわりや多彩な機能を盛り込んだマウスに仕上がっています。

本記事では、トラックボールマウスの最高峰モデルと言われる「MX ERGO」をレビューします。

Logicool MX ERGO の概要

「MX ERGO」の基本スペックは以下になります。

製品名 Logicool MX ERGO
サイズ 約99.8mm x 132.5mm x 51.4mm
重量 約259g (金属プレート含む)
接続方式 USB Unifyingレシーバー(2.4GHz)/ Bluetooth
センサー ロジクール アドバンス オプティカル トラッキング
ボタン 8個
dpi  512dpi〜2048dpi
ワイヤレス動作距離 10m
動作対応OS Windows7以降 / macOS10.14以降 / Linux / iPadOS / ChromeOS
利用ソフトウェア Logicool Options、Logicool Flow
バッテリー 充電式リチウムポリマー電池
(フル充電で最大4か月使用可能。1分間の急速充電で最長1日間使用可能)
カラー ブラック
接続端子 micro-USB
保証 2年間無償保証

 

マットな質感のボディ部分は、ハイエンドモデルらしい高級感があります。

Logicool MX ERGO MXTB1s 外観

 

標準的なマウスより、大きいサイズ感ですが、筐体の曲線設計のおかげで適度なフィット感があります。

Logicool MX ERGO MXTB1s 操作

 

マウス上部には、左右クリック、戻る/進むボタン、Easy-Switchボタン、スクロールホイール・ホイールモードシフトボタンがあります。

Logicool MX ERGO MXTB1s 上面

 

スクロールホイールはギザギザの処理がされており、しっかりとしたスクロールの感触があります。

Logicool MX ERGO MXTB1s ホイール拡大

 

マウス前面の先端部分には充電用のMicro USB 端子を搭載。
MX ERGO」は、急速充電に対応しており、1分間の充電で約8時間使用可能になっています。

Logicool MX ERGO MXTB1s 前面

 

左側面には、プレジションモードボタン(精密モード)を搭載。
プレジションモードボタンをONにすると、マウスカーソルの動きがゆっくりになります。
ピクセル単位のこまかな操作がしたい時に便利です。

Logicool MX ERGO MXTB1s 左側面

 

側面に凹みがありるので、小指の部分が自然にフィットします。

Logicool MX ERGO MXTB1s 右側面

 

底面には電源スイッチ、「MX ERGO」の特徴である傾斜角を変更できる金属プレートがあります。

Logicool MX ERGO MXTB1s 底面

 

底面の金属プレートはマグネットで吸着しており、取り外すことが可能。
ボール穴から、ペンや綿棒などで押し出せばボールが取れます。

Logicool MX ERGO MXTB1s 底面カバー

 

ボールが格納されている部分の中心にセンサーが搭載。

Logicool MX ERGO MXTB1s センサー

 

重量は263g。
持ち運びには、負担になる重量です。
ERGO M575」は、実測値で155gだったので、100g以上重くなっています。

Logicool MX ERGO MXTB1s 重量

 

ERGO M575」との比較です。
大きさはほぼ変わりません。

Logicool MX ERGO MXTB1sとM575の比較

 

同梱品は本体、USBレシーバー、Micro-USBケーブル、取扱説明書、保証書。
Micro-USBケーブルには、結束用バンドが付いているので、コンパクトに収納できます。

Logicool MX ERGO MXTB1s パッケージと付属品

 

付属されているUSB Unifyingレシーバーは、1つにつきデバイスを最大6台まで登録することができます。

Logicool MX ERGO MXTB1s Unifyingレシーバー

 

MX ERGO のメリット

20℃の傾斜角によって手首の負担を軽減

Logicool MX ERGO MXTB1s 傾斜角度比較

MX ERGO」は、底面の金属板を利用して、傾斜角度を変更することが可能です。

この20℃の傾斜によって、手の甲が外側に傾くことによって、余計な力が入りにくく、腕の疲労感の軽減に繋がります。

個人的な感覚になりますが、20度の傾斜角を付けると、手首のひねりが少なくなる感覚がありました。

アプリごとにボタンをカスタマイズ可能

MX ERGO」は専用アプリの「Logicool Option」でアプリケーションごとにショートカットを割り当てることが可能です。

Chrome、Excel、Word、PowerPoint、Photoshopといったさまざまなアプリのボタン設定が最初から設定されています。

おすすめの設定は「Google Chrome」では、チルト操作でタブの切り替えです。
タブの切替は、タブを直接クリックもしくはキーボードのショートカットで切り替えることができますが、「MX ERGO」では、スクロールホイールを左右に倒すことより、タブの切替が可能になります。

Logicool MX ERGO MXTB1s Logicool Options 設定

 

「Excel」「Photoshop」など利用頻度の高いアプリには「戻る」ボタンに「元に戻す」ボタンが初期設定で割り当てられています。
キーボードに触れずに利用頻度の高いショートカットが実行できます。

独自にショートカットを登録することもできます。

Logicool MX ERGO MXTB1s Logicool Options Photoshop 設定

 

僕は2つのウィンドウを左右に分割して作業することが多いので、中央のジェスチャーボタンに「ウィンドウの整列」を割り当てています。

通常、画面の一番左右箇所にウィンドウをドラッグして、スナップさせなければなりませんが、ジェスチャー機能を使用するとこの動作を省略できます。

Logicool MX ERGO MXTB1s Logicool Options ジェスチャー 設定

 

複数デバイス間のコントロールが可能なLogicool Flow

「Logicool Flow」を利用すると、2台の異なるデバイスをデュアルディスプレイのように自由に切り替えることができます。

デスクトップパソコンとノートパソコンを同時に利用している場合、マウスカーソルを移動するだけで、切り替えが可能です。

また、テキストやファイルのコピー&ペーストもできるので、ちょっとしたファイルの共有もクラウドにアップロードするといった手間が省けます。

他のMXシリーズでも利用できるFlow機能ですが、トラックボールマウスである「MX ERGO」と特に相性が良いと感じました。

PC間でカーソルを移動する時は、マウスを浮かせては戻すといった動作が必要なため、カーソルの移動量が増えます。
しかし、トラックボールマウスであれば、親指でボールを転がすだけの動作だけで済みます。

ノートPCとデスクトップPCを併用しているユーザーやMacとWIndowsといった異なるOSを併用している方は、ぜひ利用してみてください。

Logicool MX ERGO MXTB1s Logicool Flow 設定

MX ERGO のデメリット

高速スクロールを実現する「フリースピンモード」に非対応

「MX ERGO」は、高速スクロールを実現する「フリースピンモード」に非対応になっています。

MX Anywhere 3」や「MX Master 3」に搭載されてる「MagSpeed 電磁気スクロール」は、クリック感をなくして高速回転できる「フリースピンモード」とクリック感があり少しずつスクロールが可能な「フリースピンモード」の2種類の動作モードが自動的に切り替わります。

「フリースピンモード」は、大量のデータ行があるExcelファイルの編集作業やプログラミング時のコーディングを行う時に、あっという間にスクロールできます。
一度慣れてしまうと、他のマウスを使いたくなくなるほどの快適性が得られます。

MX ERGO」は、このMagSpeed 電磁気スクロールホイールを搭載していないところが残念に感じました。

重いので持ち運びが難しい

MX ERGO」は実測値で263g。
この重さになると、持ち運びで利用することは、現実的ではありません。

重さの原因ですが「MX ERGO」の特徴である傾斜角を実現している金属プレートです。
この金属プレートが、実測値で96gあります。

しかし、この金属プレートは、MX ERGOの傾斜角やどっしりとした安定感に繋がっています。
据え置きで利用することを前提で設計されたのかしれません。

持ち運び利用したい方には「M575」をおすすめします。

値段が高い

1万円を超えるハイエンドモデルなので、トラックボールマウスを初めて利用したい方にとっては、敷居が高く感じます。

僕は同社の「M575」で初めてトラックボールマウスに触り、問題なく使用できたので購入にいたりました。

しかし、初めてのトラックボールマウスとして「MX ERGO」を購入するのは躊躇するかもしれません。

まずはトラックボールマウスを試してみたいという方には「M575」をおすすめします。

M575」を利用してみて、操作感も問題ないと確信した後、より多機能なトラックボールマウスが欲しいと感じたら「MX ERGO」にアップグレードするのが良いでしょう。

 

MX ERGO の評判・口コミ

MX ERGO レビューまとめ

トラックボールマウスの中でもハイエンドモデルとなる「MX ERGO

僕は同社の「M575」からトラックボールマウスを使い始めたのですが、腕の疲労感、デュアルディスプレイを利用時のカーソル移動の快適さに手放せないマウスになり、上位モデルの「MX ERGO」を試したくなり本製品の購入に至りました。

個人的な感覚になりますが、「MX ERGO」の特徴である20°の傾斜角を付けると「M575」よりも、手首への負担が軽くなる感覚がありました。

機能性の面で「M575」との大きな違いは「Logicool Flow」に対応しているという点。

デスクトップPCとノートPCを併用している場合、マウス、キーボードを一元化できます。
カーソル移動をするだけで、テキストやファイルのコピー&ペーストも可能なので、シームレスに2台のPCが操作できます。

デメリットは「MagSpeed 電磁気スクロール」が搭載されていないことです。
高速スクロールが可能な「フリースピンモード」は、一度使うと通常のスクロールホイールには戻れないほどの快適性を得ることができます。
個人的に後継機にはぜひ搭載してもらいたい機能です。

しかし、ここまで多機能なトラックボールマウスは「MX ERGO」以外ありません。

M575」を利用している方が、より多機能なトラックボールマウスへアップグレードしたい場合や作業効率化を考えている方におすすめしたいマウスです。


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