Amazon Echo Show 5(エコーショー5)第2世代 実機レビュー【Echo Show 8と比較】
スマートホーム化を実現するために重要なポジションとなるスマートスピーカー。
しかし、Amazonから発売されているスマートスピーカーだけでも種類が多く、どれを選んでいいか分からない。
そんなお悩みを持つ人におすすめなのがディスプレイ付きのスマートスピーカー「Echo Show 5」
Alexaによる音声操作だけではなく、音楽、動画再生もできるので、エンタメ向け再生デバイスとしても優秀です。
画面サイズもスマホと同じくらいなので、デスク上においても邪魔になりにくいこともメリット。
価格も1万円以下とリーズナブルなので、初めてのスマートスピーカーとしてもうってつけのアイテムです。
本記事では、スマートスピーカー入門機に最適な「Echo Show 5」をレビューします。
Amazon Echo Show 5の概要
デザイン・付属品
「Echo Show 5」の本体、付属品一式。
付属品は、取扱説明書とACアダプターの2点。
「Echo Show 5」のカラーバリエーションは3色。
ベゼル部分は黒で統一、フレームとスピーカーのカラーが異なります。
今回のレビュー機のカラーは「チャコール」
フロント側は、5.5インチ(960 x 480ドット)ディスプレイを搭載。
タッチパネルを搭載しているので、音声操作だけではなく画面にタッチして操作も可能です。
本体後部はスピーカーになっており、ファブリック素材になっています。
右上部に2MP(200万画素)のカメラを搭載。
最近のスマホのカメラと比べると画質は劣りますが、家族間のビデオ通話用として充分な画質です。
カメラはスライドボタンによって、物理的にカバーができます。
常時カメラが見えている状態よりも物理的にカメラを隠すことができるのは安心です。
上部には、主要な操作ができるボタンを搭載。
電話対応や来客時には、音量を直接調整できた方が良いので重宝します。
「マイク/カメラボタン」を押すと、マイクとカメラの機能のON/OFFを切り替えることが可能。
Micro USB端子は、メンテナンス用のポートとなっており、電源供給はできません。
重量は390g。
底面がゴム足になっているので、タッチ操作時にも位置ズレがおきません。
Amazon Echo Show 5のできること
「Echo Show 5」はコンパクトサイズなので、デスク上に置いて利用するのがおすすめ。
僕はモニターの下に「Echo Show 5」を設置しており、ニュースを見たり、音楽を聴いたり、タイマー機能とさまざまな用途で活用しています。
「Echo Show 5は具体的にどんなことができるの?」という方はぜひ参考にしてください。
ニュースを動画で確認できる
「アレクサ、ニュースを流して」と呼びかけると、NHKニュースかYahoo!ニュースを再生します。
Yahoo!ニュースは音声のみですが、NHKニュースは動画も再生できます。
僕は朝のルーティンとして、その日のやることリストをまとめるのですが、この作業の時に「Echo Show 5」でニュースを流すことが日課となっています。
Amazonプライムビデオが視聴できる
「アレクサ、○○をプライムビデオで再生して」と呼びかけることで、動画を再生することができます。
仕事中はドラマや映画をがっつり見ることはできないので、少し息抜きをしたいタイミングで「世界の車窓から」などを流しています。
「Amazonプライムビデオ」以外にも「Echo Show 5」は以下の動画配信アプリも利用できます。
- Netflix
- パラビ
- ひかりTV
「Echo Show 5」でYouTubeを再生する方法
「Echo Show 5」は、YouTubeアプリが搭載されていませんが、ブラウザ経由でYouTubeを表示することが可能です。
「アレクサ、YouTubeを開いて」と呼びかけると、ブラウザが起動してYouTubeが表示されます。
「Lofi Girl 」や「Cafe Music BGM channel 」は、仕事に集中したい時にぴったりのチャンネル。
JazzやLofi系のBGMは、作業の邪魔になりにくいのでおすすめです。
デザイン豊富な置き時計として利用
高機能な卓上時計としても利用可能な「Echo Show 5」
デスク上に置く場合、5.5インチのディスプレイサイズもちょうど良い大きさです。
背景のバリエーションも豊富にあるので、インテリアの雰囲気やその日の気分に合わせて色々と変更することもできます。
タイマー機能でポモドーロテクニックを実践
「アレクサ、○分のタイマーを設定して」と呼びかけることで、タイマーを起動することができます。
僕は仕事に集中したい場合「Echo Show 5」のタイマー機能を利用して「ポモドーロテクニック」を実践しています。
「25分作業 + 5分休憩」を繰り返すことにより集中力を高める「ポモドーロテクニック」
スマホのタイマー機能やアプリを利用することで同じことはできますが、設定のたびにスマホに触ることになります。
その都度、SNSの通知や電話の着信が気になり、集中力が途切れる原因になりやすいのが課題でした。
シンプルな方法ですが、呼びかけるだけでタイマーをセットできる「Echo Show 5」は、時間管理ツールとしても最適な利用方法の1つだと思います。
ビデオ通話ができる
「Echo Show 5」は、ビデオ通話が可能なカメラ(2メガピクセル)を搭載しています。
書斎とリビングに「Echo Show」シリーズを設置していれば、家族間のビデオ通話ができるので、ちょっとした用事の呼びかけに利用できます。
家電を音声操作できる
スマートリモコン「SwitchBot Hub Mini」を導入すると、Alexaに対応していない家電もスマート家電化できます。
デスクに座った状態で、「Echo Show 5」に呼びかけるだけで、照明やエアコンをコントロールできるようになります。
一度音声操作になれてしまうと、家電をリモコンで操作することが、わずらわしくなるくらい便利なアイテムです。
出典:Amazon.co.jp
Amazon Echo Show 5・Echo Show 8との比較
「Amazon Echo Show 」シリーズは以下の4モデルが販売されています。
Echo Show 5 | Echo Show 8 | Echo Show 10 | Echo Show 15 | |
本体サイズ | 幅:148mm 高さ:86mm 奥行:73mm | 幅:200mm 高さ:135mm 奥行:99mm | 幅:251mm 高さ:230mm 奥行:172mm | 幅:402mm 高さ:252mm 奥行:35mm |
重量 | 410 g | 1,037 g | 2.56 Kg | 2.2 Kg |
スクリーンサイズ | 5.5インチ | 8.0インチ | 10.1インチ | 15.6インチ |
解像度 | 960 x 480 | 1280 x 800 | 1280 x 800 | 1980 x 1080 |
スピーカーサイズ | 1.65インチ 4W スピーカー | 2.0インチ 10Wスピーカー x 2 | 1.0インチツイーター x 2 3.0インチウーファー | 1.6インチ x 2 |
カメラ | 2MP | 13MP | 13MP | 5MP |
今回は、同デザインでひとまわりサイズの大きい「Echo Show 8」とサイズ、スペックの比較をしていきます。
デザイン・大きさ
正面から見ると、画面サイズの違いがよく分かります。
PCモニターを設置しているデスクやサイドテーブルといった限られたスペースに設置する場合は「Echo Show 5」がおすすめです。
「Echo Show 8」の方が奥行きのサイズが大きくなっていますので、設置場所に余裕があるか確認したほうがよいでしょう。
2つのモデルの共通点として、電源ケーブルのプラグ部分が2cmほど出っ張ります。
ディスプレイ
画面サイズは「Echo Show 5」はスマホ、「Echo Show 8」はタブレットに近いイメージです。
解像度も「Echo Show 8」の方が「1280 x 800」となり、より精細な画質で映像を楽しめます。
動画や音楽といったエンタメ中心の利用用途であれば「Echo Show 8」をおすすめしますが、PC作業中のながら見であれば「Echo Show 5」でも充分満足できる画質です。
スピーカー
スピーカーの出力は「Echo Show 5」は4W「Amazon Echo Show 8」は10Wスピーカー x 2となります。
「Echo Show 8」の方が約4倍ほど大きく出力ができるので、音量、音質共に圧倒的な迫力があります。
しかし「Echo Show 5」の音質が悪いというわけではなく、コンパクトなサイズながら低音もしっかり聞こえます。
音質にこだわりのある方でないかぎり、充分満足できるレベルです。
「Echo Show 8」は、音圧が高いがゆえのデメリットとして、デスク上で作業していると低音が振動として伝わってくる場合があります。
「Echo Show 5」と「Echo Show 8」を比較すると、用途別のおすすめモデルは以下になります。
Amazon Echo Show 5のまとめ
スマートスピーカー入門機として人気の高い「Echo Show 5」
おすすめポイントはコンパクトなサイズでありながら、スマートスピーカーの利便性を上げるディスプレイとサイズ以上の高音質なスピーカーを搭載している点です。
「Echo Show 5」をハブとしたスマートホーム化を実現すると、リモコンで操作していた元の生活に戻れないほどQOLが爆上がりします。
気になった方はぜひチェックしてみてください。