Dell (デル) Inspiron 15 5000 (5515) ノートパソコン 実機レビュー【AMD・2021年モデル】
Inspiron 15 5000 (5515)は、15.6インチ液晶ディスプレイを搭載するスタンダートタイプのノートパソコンです。
据え置きを前提としたスタンダードモデルで、テンキーを搭載しているモデルとなり、画面サイズも大きいので、自宅のテレワーク用のノートパソコンとしておすすめです。
エクセル、ワードといったOfficeソフト、インターネット閲覧などの一般的な作業も十分こなすことができるコストパフォーマンスが高いモデルです。
本記事では購入した実機を利用してみて、デザイン、性能、使い心地などをレビューします。
本記事でレビューするInspiron 15 5000 (5515)の基本スペック
液晶サイズ | 15.6インチ | CPU | AMD Ryzen 5 5500U |
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メモリ | 8GB | SSD | 256GB M.2 PCIe NVMe SSD |
最短当日出荷!即納モデル
Dellでノートパソコンを購入する場合、最短で当日中に発送される即納モデルか納期に2週間前後かかるカスタマイズモデルを購入する2種類があります。
即納品には、人気のInspironシリーズやハイエンドモデルのXPSシリーズなど多数のモデルが用意されています。
ノートパソコンがすぐに欲しい方におすすめです!
以下より即納品モデルの一覧が確認できます。
Inspiron 15 5000 (5515)スペック
CPU | AMD Ryzen 5 5500U AMD Ryzen 7 5700U |
---|---|
メモリー | 8GB (8GB×1) 16GB(8GB×2) ※DDR4-3200・最大32GB(スロット2基) |
SSD | 256GB 512GB |
液晶サイズ | 15.6インチ |
解像度 | 1920×1080 |
グラフィックス | AMD Radeon グラフィックス |
OS | Windows 10 Home Windows 10 Pro |
幅 x 奥行き x 厚さ | 356.06 x 228.9 x 17.99mm |
重量 | 最小1.643kg |
バッテリー | 54Wh |
Inspiron 15 5000 (5515)の特徴
6万円台後半から購入できる
Inspiron 15 5515 AMDモデルは、最新のAMD Ryzenシリーズを搭載しながら、6万円後半から購入できます。
Office作業やウェブ閲覧など一般作業を快適にこなせるスペックを備えた15.6インチノートパソコンとして魅力的なモデルです。
テンキー付きのキーボードで入力作業が快適
Inspiron 15 (5510)は15.6インチのノートパソコンで、テンキー付きのキーボードが搭載されています。
エクセルでの数値入力が多い事務作業も円滑に行うことができます。
デスクトップパソコンを置くスペースは無いが、なるべく大きな液晶ディスプレイで作業をしたい方におすすめです。
スタイリッシュなデザイン
Inspiron 15 5515 シリーズは、6万円台から購入できるスタンダードモデルの位置づけですが、天板やパームレストにアルミニウム素材を使用しているので、チープに見えません。
どんなインテリアともマッチするスタイリッシュなデザインに仕上がっています。
また、重量も15.6インチのスタンダードサイズながら、薄型で1.64kgと軽量に仕上がっています。
デザインと使い心地
外観について
Inspiron 15 5000 シリーズは6万円台から購入できるスタンダートモデルでありながら、天板にはアルミ素材を使用しており、チープさを感じません。
Inspiron 15 5000 シリーズの本体カラーは「プラチナシルバー」と「ミストブルー」の2色がラインナップされています。
プラチナカラーは、光沢感を抑えたシルバーを基調としており、ビジネスシーンにもマッチするスタンダードなカラー。
ミストブルーは、ネイビーに近いブルーとなっており、ダークな色合いに仕上がっているので、落ち着きのある印象を与えます。
ミストブルーは、納期に時間がかかるケースが多いので、このカラーが欲しい場合は余裕をもって購入しましょう。
天板はアルミ製になっており、箔押し加工のロゴがデザインされています。
ロゴ部分はメタリック加工になっており、角度よって色が変化。
さりげないアクセントになっています。
さらさらとした加工になっているので、指紋もあまり目立ちません。
ヒンジと本体のバランスが取れているため、ディスプレイは、指先で軽く開きます。
パームレストは、アルミ製です。
天板より少し暗めのタータングレーとなっています。
側面から見ると、天板とボディ色がツートンカラーになっています。
タッチパッドは、ダイヤモンドカットになっておりキラキラと輝きます。
さりげない高級感があります。
横幅は11.5cmあり、一般的なサイズです。
タッチパッドの操作感は普通で、クリック感は固めになっています。
本体サイズは、幅 356.06mm×奥行き228.9mm。
15.6インチタイプの中でも、コンパクトなサイズになっています。
背面はプラスチック製です。
厚さは、18.8mm、ゴム足を含めた設置時の高さは20.2mmです。
前面
背面
重さは公称値で最小1.633kgですが、実測では1.645kgになっています。
公称値より若干重めになっていますが、個体差が原因かもしれません。
電源アダプターは65Wの丸口タイプとなっており、重さは333gです。
据え置きを前提としている15.6インチサイズなので、アダプターも重めです。
ディスプレイについて
ディスプレイのサイズは15.6インチで解像度は1920×1080(アスペクト比16:9)です。
ディスプレイは、非光沢の液晶なので反射も少なく、目の負担になりにくいですが、コントラストが少し弱めに感じます。
色域は、公称値NTSC 45%(sRGB 62.5%相当)になっていますので、写真加工や動画編集といったクリエイティブ作業には、色域の広い外部ディスプレイの使用をおすすめします。
輝度は、公称値で250nitになっており、十分な明るさとなっています。
キーボードについて
キーボードはテンキー付きの日本語配列になっています。
同じシリーズのInspiron 14 5000 シリーズより、やや窮屈な配列になっており、エンターキーが小さめになっています。
数値入力が多い場合、テンキーがあると便利ですが、個人的には14インチサイズのキーボードの方が打ちやすく感じました。
バックライトに対応していますので、暗い場所での作業も問題ありません。
バックライトは2段階で明るさが調整可能です。
ディスプレイを開くと、キーボードが持ち上がるリフトアップ機構。
キーボードに角度が付くので、タイピングもしやすくなります。
キーストロークは実測で1.3mmです。
ノートパソコンの標準値は、約1.5mmになっているので、少し浅めになっていますが、クリック感があるので、タイプ感をしっかり感じる事ができます。
今回のレビュー機では、指紋認証がついていませんが、オプションで指紋認証リーダー(+3,300円)を搭載することもできます。
インターフェース / 機能について
USB3.2 x 1、SDカードリーダー、ヘッドフォン
USB3.2 x 1、HDMI、USB-C(DisplayPort、Power Delivery対応)
Webカメラは、720p(30 fps)のHDカメラを搭載しています。
シャッターが付いているので、Webカメラを物理的に隠すことができます。
スピーカーは底面に配置されています。
音の解像感は高めなので、オンラインミーティングや動画閲覧は問題ありません。
音質は少しこもった感があるので、音楽や映画を見る時には、外部スピーカーの利用をおすすめします。
USB-C(PD)による充電テスト
Type-CはUSB PD対応で充電は可能ですが、検証した充電器では20W、30Wタイプで低速充電のアラートが表示されました。
45W以上のPD充電器をおすすめします。
USB-PD 20W | △ | Anker PowerPort III Nano 20W |
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USB-PD 30W | △ | Anker PowerPort III mini |
USB-PD 45W | ○ | Anker PowerPort III 45W |
USB-PD 65W | ○ | Anker PowerPort III 65W |
USB-PD 100W | ○ | MATECH Sonicharge 100W PD |
分解とメモリー増設
背面のネジを外して、外してカバーを開ければできます。
カバーはツメで固く固定されているので、途中で傷をつけたり、ツメを折ったりする可能性があります。
自身でパーツを交換するとメーカー保証のサポート外となるので、自己責任の上でお願いします。
底面側のネジを外し、底面カバーを外します。
右側にメモリスロットがあります。
メモリスロットは2つあり、換装可能です。
今回のモデルには8GBメモリで1つのスロットが使用されていました。
メモリを追加して、デュアル構成にすることにより、より快適なパフォーマンスを得ることができます。
ベンチマーク結果
総合性能
PCMark 10
用途 | スコア | |
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Essentials (一般的な利用) |
目標値 |
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スコア |
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Productivity (ビジネス利用) |
目標値 |
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スコア |
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Digital Contents Creation (コンテンツ制作) |
目標値 |
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スコア |
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パソコン利用時の快適性を用途別に計測する PCMARK 10 では、全ての用途別において、目標値をクリアしています。
ネットサーフィンやYoutubeなどの動画閲覧からZoom、Office作業といったビジネス用途まで快適に利用できます。
コンテンツ制作も十分対応できますが、搭載されているディスプレイの色域が狭いため、画像編集や動画制作を行う場合は、外部ディスプレイの利用をおすすめします。
CPU性能
CINEBENCH R23
Inspiron 15 (5515) のCPUには第3世代のRyzenプロセッサー(Ryzen 5 5500U / Ryzen 7 5700U)を搭載しています。
今回のレビュー機のCPUは、「Ryzen 5 5500U」を搭載しています。
CPU性能を測る「CINEBENCH R23」でマルチコア性能が6,400以上あり、第11世代のCore i5-11300Hを搭載したInspiron 14 5000 (5410)より1,600ほど高くなっていますが、シングルコア性能は、170ほど低くなっています。
GPU性能
3DMark
ノートパソコン、タブレット向けのグラフィック性能を測定するベンチマークソフト「3DMark」の「Night Raid」モードでは、7,000以上となっており、ノートパソコンの中でも高いグラフィックス性能があります。
今回のレビュー機は、8GB のシングルチャネル仕様なので、メモリを増設することにより内蔵GPUの性能がシングルチャネルより大幅に向上します。
ただし、内蔵GPU/APUでは、ゲームを快適に楽しむのは厳しいので、本格的な3Dゲームを楽しみたい場合は、ゲーミングノートPCの購入を検討しましょう。
ストレージのアクセス速度
PCIe-NVMe SSDを搭載しており、読み込み速度は高速です。
Crystal Disk Mark
ゲーム環境ベンチマーク
FF14ベンチ:漆黒のヴィランズ (中量級 / DX11)
少し重めのFF14では、標準品質で「やや快適」、高品質で「設定変更を推薦」でした。
ドラクエXベンチ (超軽量級 / DX9)
動作が軽いドラクエ10では標準画質で「快適」最高品質で「普通」でした。
まとめ
最新の第3世代Ryzen シリーズを搭載しながら、6万円台後半より購入できる圧倒的なコストパフォーマンスが魅力的なモデルです。
Inspironシリーズは、第11世代のHシリーズCoreプロセッサーを搭載したIntelモデルがありますが、CPUの性能とコスパのバランスはRyzenシリーズの方が高いと感じました。
6万円台で購入できるノートパソコンの中でも性能、デザイン共に非常に完成度の高いモデルです。
筐体は、アルミニウム素材の天板が使用されており、価格以上の高級感があるので、オフィスやプライベート問わずどんなシーンにもマッチします。
「Ryzen 5 5500U」「Ryzen 7 5700U」のどちらのCPUを選択するかを悩みますが、エクセルやワードといったビジネス用途やインターネットや動画閲覧といった一般的な利用用途であれば、安価な「Ryzen 5 5500U」でもサクサク動作します。
また、メモリースロットが2基用意されているので、メモリーを自分で増設することができる点も大きなポイントです。
Inspiron 15 5000 (5515)は、高コスパな15型ノートパソコンが欲しい方に、自信を持ってオススメできるモデルです。
最短当日出荷!即納モデル
Dellでノートパソコンを購入する場合、最短で当日中に発送される即納モデルか納期に2週間前後かかるカスタマイズモデルを購入する2種類があります。
即納品には、人気のInspironシリーズやハイエンドモデルのXPSシリーズなど多数のモデルが用意されています。
ノートパソコンがすぐに欲しい方におすすめです!
以下より即納品モデルの一覧が確認できます。