壊れたり、使わなくなったパソコンの処分、意外と困りますよね。
パソコンや小型家電は、多くの自治体では粗大ごみとして処理ができないので、メーカーへリサイクル品として回収を依頼することができます。
しかし、液晶モニター、ゲーム機やスマホといった電子機器を一度にまとめて処分するのは、何かと手間がかかります。
今回、パソコンだけでなはく、故障したゲーム機やブルーレイレコーダーといった小型家電も同時に【国認定】不用PCの宅配便回収<リネットジャパン>のサービスを利用して処分しました。
本記事ではパソコンや電子機器の処分する時のポイントやリネットジャパンを利用した体験談を紹介します。
タップできる目次
リネットジャパンとは?なぜ無料で回収してれるのか?
リネットジャパンは、環境省・経済産業省から認定を受けた「小型家電リサイクル法」の認定事業者で、全国の自治体と連携して小型家電やパソコンのリサイクルを行っているリネットジャパンリサイクル株式会社が運営しています。
リネットジャパンは、回収したパソコンや家電から金・銀・銅といった金属資源を取り出し、メーカーへ原材料として提供することによって、無料回収を実現しています。
「無料で処分できるのは怪しい」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、2022年現在、国や自治体と連携しているのはリネットジャパンだけになります。
パソコン・電子機器の処分方法や注意点
パソコンや電子機器を処分するにあたり、処分方法や注意点を調べました。
回収業者に処分を依頼する
「パソコン 処分」などで検索をすると、パソコン回収業者のホームページがたくさん出てきます。
しかし、パソコンや電子機器を処分する場合は、環境省・経済産業省から認定を受けた「認定事業者」に依頼しましょう。
認定事業者以外の回収業者へ依頼すると、適切なデータ消去やリサイクルが行われていることが確認できなくなるので、不正なルートで海外に輸出されるケースもあります。
個人情報の流出などのリスクも高まりますので、必ず「小型家電リサイクル法」の認定事業者へ依頼しましょう。
買取店に依頼する
今回、処分したい機器は電子機器が中心ですが、パソコンだけではなく、ゲーム機、ブレーレイレコーダーといったように、ジャンルもバラバラです。
このような場合、買取店を何店舗も回らなければならない可能性も出てきます。
移動時間やガソリン代を考えるとあまり得策とは思えません。
また、ノートパソコンのデータ消去といった専門性の高い作業は、一般的なリサイクルショップだとデータの取扱いなど不安な部分が残ります。
メルカリ・ヤフオクに出品する
オークションで出品して、売却する方法もありますが、デメリットとして、一点づつ出品しなければなりません。
オークションで出品・売却するには、写真撮影、出品作業、発送などかなりの手間を要します。
また、故障した電子機器やゲーム機器は、基本的にジャンク品扱いとなり、売れたとしても二束三文にしかならない場合が多く、こちらもあまり得策とは思えません。
色々と調べてみると、パソコンや電子機器をまとめて処分するのは、意外と大変なことが分かりました。
パソコンだけであれば、メーカーのリサイクル回収ができますが、筆者のように他の電子機器をまとめて一括で処分することはできません。
しかし、リネットジャパンの処分サービスを利用すると、一気に処分できます。
筆者も実際に利用したので、申し込みから処分完了までの体験談をご覧ください。
今回、処分する製品
今回、リネットジャパンに処分を依頼するパソコンは、7年前に購入したASUSのノートパソコン。
まだ、電源は入りますが、バッテリーの寿命を迎えている製品なので、オークションで出品しても、ジャンク品扱いになります。
その他に故障した液晶ディスプレイ、ブルーレイプレーヤー、PS3も処分します。
今回は、ノートパソコンのデータの消去も依頼したかったので、オプションサービスの「おまかせ”安全消去サービス」を利用します。
- ノートパソコン
- ブルーレイレコーダー
- PS3
- 液晶ディスプレイ
利用したオプション
- “おまかせ”安全消去サービス:3,300円(税込)
リネットジャパンへの申込み手順
- 【国認定】不用PCの宅配便回収<リネットジャパン>のトップページの右上の「カンタンお申込み」をクリックします。
- 回収するパソコンの有無、台数を選択します。
CRT(ブラウン管)モニターの回収を依頼したい場合は「CRT(ブラウン管)モニターがある方」にチェックを入れます。
入力が完了したら「次へ進む」をクリックします。
- パソコンのデータを自身で消去する場合は「ご自身で消去する」を選択します。
リネットジャパンにデータ消去を依頼したい場合、「おまかせする安心の安全証明書付き!」を選択し、台数、消去証明書の郵送の有無を選択します。
入力が完了したら「次へ進む」をクリックします。
- パソコン以外の回収品がある場合、「携帯電話/スマートフォン」「小型家電」の台数を選択します。
入力が完了したら「次へ進む」をクリックします。
- 回収依頼するダンボールの数量を選択します。
パソコンがある場合は、1箱目は無料ですが、2箱目から1箱1,650円(税込)が発生します。
回収用ダンボールを購入する場合は「回収用段ボールを購入する。」を選択してください。
入力が完了したら「次へ進む」をクリックします。
- 回収の希望日時を入力します。
入力が完了したら「回収先情報入力へ」をクリックします。
- 回収先情報を入力します。
入力が完了したら「次へ」をクリックします。
- 入力内容を確認します。
間違いがなければ「申し込む」をクリックします。
オプションを利用している場合
「クレジットカード」「代金引換」のいずれかを選択します。
- 申し込みが完了しました。
登録したメールアドレスに「【リネットジャパン】お申込み完了のご案内」の件名でメールが届きます。
メール内にマイページのパスワードの設定案内が記載されているので、手順通りに勧めましょう。
- 回収品をダンボールに梱包します。
電源ケーブル、リモコン、ゲームのコントローラーなどの付属品を同梱しても問題ありません。
隙間できた場合でも、緩衝材は入れなくても大丈夫です。
- 指定した日時に佐川急便が自宅に回収してくれるので、引き渡しをして完了です。
リネットジャパンでパソコンを処分するメリット
今回、リネットジャパンで利用してみて筆者が感じたメリットを紹介します。
発送用のダンボールを手配してもらえる
もしダンボールが手元にない場合は、段ボール事前配送サービス:438円(税込)を利用すれば、事前に梱包用ダンボールを送ってもらえます。
回収用のダンボールサイズは、縦42㎝・横31㎝・高さ35㎝になっています。
パソコンがあれば1箱分が無料
パソコン本体を含む回収依頼ならダンボール1箱分の回収が無料です。
古いパソコンでも壊れているパソコンでも回収してくれます。
ダンボールのサイズは、縦+横+高さの合計が140㎝以内、重量20Kg内になっています。
一般的な140サイズのダンボールは、縦55cm・横38cm・高さ38cmになるので、小型のデスクトップパソコン+液晶ディスプレイくらいであれば、問題なく送ることができます。
データを安全に消去してもらえる
“おまかせ”安全消去サービス:3,300円(税込)を利用すると、政府機関や大企業で利用されている世界No.1シェアのデータ消去ソフトウェア「Blancco」を利用して、データを完全消去できます。
今回ノートPCを処分するにあたり、このサービスを利用してデータの消去をお願いしました。
データ消去が完了したら、消去証明書も発行してもらえます。
データ消去を依頼する場合、リネットジャパンのマイページから発行できる「PCデータ消去おまかせサービス・申込書」を印刷して、データを消去をお願いしたいパソコンに貼り付けましょう。
今回、以下のように貼り付けて回収してもらいました。
自身でデータを消去する場合
回収の申込みが完了した後にアクセスできるマイページから無料でデータ消去ソフトをダウンロードできます。
このソフトを使用すれば、3~4時間くらいでデータを消去できます。
まとめ
今回、パソコンだけではなく、ゲーム機や液晶ディスプレイまでリネットジャパンで処分をお願いしました。
パソコンやゲーム機といった電子機器を処分するには、オークションへの出品やリサイクルショップに持ち込むといったように、色々な方法があります。
しかし、どの方法も手間がかかる上に、オークションで出品しても、壊れているパソコンや古い小型家電はあまり高くは売れません。
リネットジャパンの回収サービスを利用すると、梱包用のダンボールの手配から集荷・データの消去まで一気にお願いできます。
壊れているパソコンでも1箱分までは無料で回収してもらえるので、家の中に眠っている使わなくなったスマホやタブレットといったガジェット機器も一気に処分することができます。
パソコンの処分にお困りの方は検討してみてはいかがでしょうか。